日光の定番観光スポットを満喫できるサイクリングルートをご紹介します。
いろは坂や中禅寺湖・竜頭の滝をはじめとする、多くの観光名所を自転車で巡ります。
道中は四季折々の美しい景色を楽しみながら、標高の高いエリアの澄んだ空気を感じられるのが魅力です。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と楽しめる人気のスポットです。
アニメ「弱虫ペダル」でも描かれていた舞台なので、読んでから走るのも楽しいと思います。
体力に自信のある方も、自然を楽しみたい方も、日帰りで楽しめるこのコースなのでおすすめです。
今回のルート
今回のルートでは、日光の名所である”いろは坂”を登り、中禅寺湖や竜頭の滝といった人気スポットを巡ります。
日光駅から中禅寺湖を経由して戦場ヶ原に向かいます。その後、華厳の滝を見学してもどってくるルートです。
ランチは戦場ヶ原付近にある”三本木茶屋”でおいしいランチをゆっくりと堪能ます。
ルート全体は下の通りです。
※ルートのスペックは実走のデータを元に記載しています。
出発前に携帯品の確認を!:防風・防寒と携帯アイテム
山岳エリアに限らず、携帯した方がよいアイテムを紹介します。
山岳エリアでの必需品;防風・防寒対策
山岳エリアを走る時に、一番注意しなければならないポイントは気温と天候の変化です。
特に気温の変化は、登っているときは汗をかくような状況になります。
一方、標高が上がるにつれて気温は下がっていきます。さらに下りになると、登りでかいた汗が乾き冷えてきます。
体温の低下はパフォーマンスの低下を招き、場合によっては低体温症になることのあるので、十分注意が必要です。
そのような時におすすめなのが、こちらの商品です。
小さくたためて軽いのが特徴です。さらに多少の雨であれば防いでくれます。
山に向かう時は、必ず持ってい行きたいアイテムの1つです。
修理系アイテム
都心部とことなり、山岳エリアでは機材トラブルがあっても対応できるお店はありません。
ある程度は自分で対応するしかないので、携帯するアイテムが多くなるります。
- パンク関連
- 機材トラブル
大きく分けると上の2点です。
ツールケースに入れておきたいアイテムは、下の記事を参考にしてください。
一度使ってみて、突然のトラブルに対応できるように準備してください。
日光駅から”いろは坂”入り口まで
日光までは車できました。駅前の駐車場に止め、準備を整えてスタートです。
駅近くにはパーキングが多くあります。早めの時間であれば止められるを思います。
今回は駐車したのはコチラです。周辺にも駐車場はあるので安心です。
日光駅からいろは坂入り口に向かって、国道120号線を走ります。
いろは坂の入り口まではずっと登りです。正直なところ驚きました。
いろは坂を楽しみにきたので、その前にこんなに登るのは想定外です。
いろは坂までのスペックは以下の通り。
- 距離 9.95㎞
- 平均勾配 3.3%
- 獲得標高 345m
データでみると、距離はあるけれど坂は緩やかです。あらかじめ知っていれば安心です。
知らないと「いつまで続くのだ???」となってしまします。
いろは坂の直前には馬返しトイレがあり、ここまでがいろは坂までの登りです。
アニメ弱虫ペダルでは真波くんと手島さんのバトルの初めのころに、
「まだ”いろは坂”入ってねェぜ・・・・・・」と手島さんがつぶやいていた付近です。
途中にコンビニもあるので休憩しながら走ることもできます。
注意点としては、反対車線側にあるので注意して利用してください。
日光駅から一歩道でT字路にぶつかります。そこを左に曲がるのですが、そこが有名な「日光東照宮」です。
時間を作って寄る価値のあるスポットです。
いろは坂
いよいよ!楽しみにしていた”弱虫ペダル”で手島さんと真波くんがバトルした”いろは坂”です。
この看板を見たらテンションが上がりますが、私は早く登れないのでのんびり登りました。
いろは坂のスペックは以下の通りです。
- 距離 7.98㎞
- 平均勾配 5.9%
- 獲得標高 571m
つづら折りのカーブを繰り返しながら、徐々に高度を上げていきます。
頂上に向かって、だんだん空が広くなっていく感覚はヒルクライムならではです。
視界が開けてきて、遠くの景色まで楽しめるようになります。
坂自体は、それほど急な勾配は少ないので、ペースを守って登れば大丈夫です。
なにより”い・ろ・は・・・”と看板を眺めながら口ずさめば気もまぎれます。
いろは坂の終点は明知平ですが、その手前に「黒髪平」があります。
この日は曇っていましたが、晴れていれば遠くの景色まで見渡せるを思います。
もしかしたら茨城県の筑波山まで見えるかもしれません!
もう少し先の目的地「明智平」を息を整えてから目指します。
明智平から中禅寺湖
いろは坂の終点は”明智平”です。無事に”いろは坂”を制覇できました。楽しかった!
明智平は標高1,274mにあり、走り始めた地点に比べると涼しく感じます。
景色も良く、しばらく休憩しました。
スタート地点と比べると、少し空気がヒンヤリとして気持ちがよいです。
明智平にはトイレも自動販売機もあるので、休憩スポットとしては申し分ありません。サイクルラックもあるので安心です。
明智平をスタートすると少し下りになり、「白雲トンネル」を通過します。
少し長めのトンネルなので、明智平を出発する際にライトを点灯させておくことをおすすめします。
弱虫ペダルの話題はここまでにします。続きが気になるかたはこちらもどうぞ!
中禅寺湖
明智平から白雲トンネルを抜け、T字路を左に曲がると”中禅寺湖”に到着します。
中禅寺湖は標高約1,269メートルに位置していて、山々に囲まれ四季折々の風景が楽しめます。
遊覧船やボートを利用した湖上クルーズも楽しめます。
静かな雰囲気でベンチもあるので、休憩スポットにはうってつけの場所です。
のんびりとした時間が流れており、静かな雰囲気に癒やされます。
休憩の後は、竜頭の滝へと向かいます。
これまでの山岳コースと異なり、少しの間は湖畔に沿って平坦な道が続きます、
竜頭の滝
中禅寺湖に沿って走り、しばらく行くと”竜頭の滝”に到着します。
竜頭の滝の手前に少し坂があるのでご注意ください。
看板の少し上には、お土産屋さんや食事ができるところもあります。多くの観光客もいて賑わっています。この日は平日ということあり、自転車できている人はおらず、そこそこ注目されました!
滝の迫力ある流れと周囲の美しい景色を堪能しました。滝周辺のマイナスイオンを感じ、深呼吸してリフレッシュできました。
”竜頭の滝”の上から
観光スポットの”竜頭の滝”を過ぎると、戦場ヶ原に向けしばらく登りになります。
その途中に橋があるのですが、ここが竜頭の滝の上になります。
竜頭の滝に流れ込む”湯川”ですが、ここからの眺めは最高でした。
竜頭の滝上駐車場が目印です。
あまり観光している人も少ないので、しばらく眺めていました。川の音が心地よいです。
川から吹く風は涼しく、とても気持ち良かったです。ぜひ寄ってください。
戦場ヶ原(三本松茶屋)
龍頭の瀧を抜けて、しばらく登ると”戦場ヶ原”に到着します。
中禅寺湖から戦場ヶ原までの登りは以下のスペックです。
- 距離 4.1㎞
- 平均勾配 2.4%
- 獲得標高 123m
ここまで登ってきているので辛くなってくるかもしれませんが、緩やかなのでのんびり走りましょう。
急に平らな草原が出現します。感想は「なにここ??」です。圧巻の景色です!
戦場ヶ原は400ヘクタールほどの広さを持つ湿原で、日本でも有数の高層湿原の一つとのことです。
四季折々の景色が楽しめます。
しばらく景色を眺めながら進むと、”三本松茶屋”到着します。
待ちに待ったランチです。
この日注文したのは「戦場ヶ原定食」です。
他にも焼きカレーやソースカツ丼など、1,500円前後で食べられる
山菜そばとちまき(2個)の定食でとてもおいしくいただきました。
疲れた体に温かいおそばの出汁が体に染みます。こういった場所のそばは、とてもおいしいです。
三本松茶屋の裏手にある”戦場が原”の看板で写真をとり帰路につきます。
華厳の滝
来た道を戻ります。ずっと下り坂なので楽です。今までの登ってきた苦労が報われます。
中禅寺湖を過ぎて、真っすぐ進むと”華厳の滝”に到着します。
カンバン探してウロウロしました。駐車場の奧にあったので写真を撮ります。
やはりカンバンと写真を撮らないと気が済みません。
滝の下に降りることもできるのですが、この日は上からの景色を楽しみました。
上からでも圧巻の眺めです。龍頭の瀧とは違った趣で、豪快な滝です。
さすがにマイナスイオンは届かないと思いますが、しばらく景色を眺めて元気がでました。
帰り道の下りは要注意!
引き続き下り坂です。第一いろは坂を下っていきます。下りが”第一”とは知りませんでした。
ヘアピンカーブが続くので、速度の出し過ぎは禁物です。
車も通るので、安全な速度で下りましょう。
いろは坂を過ぎても、日光駅までは引き続き下りになります。
直線なので気が付くと速度が出てしまいます。注意してください。
そんなこんなで無事に日光駅に到着しました。
この日のデータ
- 走行距離 54.0㎞
- 獲得標高 1,011m
- 走行時間 4:21
まとめ
坂といえば「いろは坂!」
個人的には、サイクリストなら一度は挑戦してみたいルートだと思っています。
坂は長くキツイ場所もありますが、四季折々の美しい景色がその苦労を忘れさせてくれます。
ただし、注意してほしいのが下りです。
特に帰りの「いろは坂」はヘアピンカーブが連続するので、バイク操作の繊細さが求められます。
車も通るので注意が必要です。
さらに、ブレーキを多用すると手が疲れる上に、ホイールにも負担がかかることがあります。
こまめな休憩を挟みながら下れば大丈夫とは思いますが、無理せず自分のペースで楽しんでください。
今回のルートは、行ってみたい場所だったので、念願が叶い充実した1日でした。
また走ってみて、いろいろな場所を散策してみたいと思います。
ヒルクライムが好きな方は下のルートもおすすめです。絶景の場所が待っています。
では!
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