ロードバイクかミニベロか?自転車を趣味で始めるときの選び方と楽しみ方!

自転車を趣味として始めるとき、多くの人が最初に迷うのが「ロードバイク(クロスバイク)にするか、それともミニベロ(折りたたみ自転車)にするか」という選択ではないでしょうか。

私自身も例外ではなく、最初はクロスバイクからスタートしました。

その後、いろいろな人との出会いやサイクリングの経験を通じてロードバイクに乗るようになり、さらに「手軽に輪行したい」という思いからTernの折りたたみ自転車を購入。

現在はロードバイクとDAHON K3を使い分けながら楽しんでいます。

そんな経験から、「ロード(クロス)かミニベロかで迷うとき、どう考えればよいか」をまとめてみました。

 



そもそもロードバイク・クロスバイクとミニベロの違い

自転車の世界は奥が深く、初心者が最初に立つスタートラインはさまざまです。

その中でも「ロードバイク(クロスバイク)」と「ミニベロ(折りたたみ)」はよく比較対象になります。

  • ロードバイク/クロスバイク
    細いタイヤと大きなホイールを備え、スピードと長距離性能に優れています。ロードバイクは本格的なスポーツ向き、クロスバイクはよりカジュアルで街乗りや通勤向き。
  • ミニベロ(折りたたみ自転車)
    20インチ以下の小径ホイールを採用し、取り回しが軽く、コンパクトに折りたためるのが特徴。輪行や保管がしやすく、普段使いから旅行まで幅広く対応します。

この違いを理解した上で、「どんな楽しみ方をしたいか」で選ぶのが大切です。

私の経験から見たそれぞれの魅力

それぞれの自転車には特徴があるので、選ぶ際の参考にしてください。

クロスバイクから始めた理由

私が最初に選んだのはクロスバイクでした。

理由は単純で、比較的価格もリーズナブルで「気軽に始められそうだったから」。

ロードバイクほど構えずにスポーツ走行を楽しめる点に惹かれました。

通勤にも使え、休日は河川敷を走る。これだけでも十分に楽しかったのを覚えています。

はじめて乗ったクロスバイク
はじめて乗ったクロスバイク

ロードバイクへのステップアップ

サイクリング仲間との出会いがきっかけで、より長い距離を速く走ってみたいと思うようになり、ロードバイクへ移行しました。

坂道を登ったときの爽快感や、100kmライドを走り切ったときの達成感は、クロスバイクでは味わえないものでした。

はじめてのロードバイクと妻のクロスバイク
はじめてのロードバイクと妻のクロスバイク

折りたたみ自転車を求めた理由

ロードバイクでの長距離ライドを重ねるうちに、「もっと気軽に輪行して新しい景色を走りたい」という欲が出てきました。

そこで選んだのがTernの折りたたみ自転車。

輪行の自由度が一気に広がり、行動範囲が格段に広がったのを実感しました。

ternの折りたたみミニベロ
ternの折りたたみミニベロ

現在の二刀流スタイル

今はロードバイクとDAHON K3の二刀流で楽しんでいます。

ロードでは比較的本格的な走りを、K3ではコンパクトさを活かした気軽な街乗りや旅行先でのライドを。

東京駅で撮影したロードバイク

両方を使い分けることで、自転車の楽しみ方が何倍にも広がりました

東京駅で撮影したミニベロ

メリットとデメリット

ロードバイクとミニベロのそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

ロード(クロス)バイクを選ぶメリットとデメリット

まずは、ロードバイク(クロスバイク)を選ぶメリットとデメリットを紹介します。

メリット

  • 長距離走行に強い
  • スピードが出しやすく爽快感がある
  • サイクリスト仲間とのグループライドで活躍
  • パーツの選択肢が豊富

デメリット

  • 車体が大きく保管場所を選ぶ
  • 輪行が面倒(サイズが大きい)
  • 初心者には価格がやや高いと感じる場合も

ミニベロ(折りたたみ)を選ぶメリットとデメリット

次に、ミニベロ(折りたたみ)を選ぶメリットとデメリットの紹介です。

メリット

  • コンパクトに折りたため、輪行や保管が楽
  • 小回りがきき、街乗りに最適
  • 気軽に乗り出せるカジュアルさ
  • デザインやカラーの選択肢が豊富
  • 愛好家が多く、グループライドやイベントも

デメリット

  • 長距離や高速巡航には不向き
  • 安定感や乗り心地はロードに劣る
  • スポーツ的な「走り込み」には限界がある

ロードバイクとミニベロの比較

ロードバイクとミニベロを比較すると下の表になります。

項目ロードバイク(クロス含む)ミニベロ(折りたたみ含む)
走行性能長距離・高速巡航が得意街乗り・短距離が得意
輪行のしやすさサイズが大きく準備に手間がかかる折りたためてコンパクト、輪行が楽
保管場所を取る省スペースで収納可能
価格帯初心者向けでもやや高め(7〜10万円〜)比較的手頃なモデルから高価なものまでさまざま
カスタム性パーツやアクセサリーが豊富限定的だが楽しめる
コミュニティロングライドやレース系のイベント多数ミニベロ愛好会や街乗り系グループ多数
向いている人スピードや距離を求めたい人気軽に乗りたい・旅や街を楽しみたい人

 



こんな人にはロード(クロス)がおすすめ!

ロードバイクをおすすめできる方は、次の通りです。

  • 「100kmライドに挑戦してみたい」
  • 「仲間と一緒に走るイベントに参加したい」
  • 「体力づくりやトレーニングを兼ねたい」
  • 「自転車をスポーツとして本格的に楽しみたい」

スポーツを楽しむ感覚で、自転車に乗ってみたい方に向いています。

バーチャルライド
ロードバイクではバーチャルライドも楽しめます

こんな人にはミニベロ(折りたたみ)がおすすめ!

ミニベロをおすすめしたい方は、次の通りです。

  • 「輪行で旅先の街を走りたい」
  • 「自宅やマンションで保管スペースが限られている」
  • 「街乗りメインで、ちょっとした遠出もしたい」
  • 「自転車を生活の一部として取り入れたい」
  • 「同じミニベロ仲間とグループライドを楽しみたい」

手軽に乗れ、用途もさまざまです。

DAHONK3は小さく持ち運びが便利
DAHONK3は小さく持ち運びが便利

ミニベロの世界も奥深い

「ミニベロはあくまで入門用」と思われがちですが、実際には熱心な愛好家がたくさんいます。

DAHONやBromptonをはじめとしたブランドのユーザーコミュニティでは、街乗りだけでなく100km以上のロングライドを楽しむグループもあり、イベントが開催されています。

小径車ならではのスタイルやカスタマイズ文化が根付いているのも大きな魅力です。

私が二刀流に落ち着いた理由

ロードもミニベロも、それぞれの良さがあるからこそ「どちらかを手放す」という選択肢はありませんでした。

ロードで峠に挑みたい日もあれば、DAHON K3をバッグに詰め込んで気ままに街を走りたい日もある。

さらにミニベロは仲間と一緒に気軽にライドを楽しめる場も多く、コミュニティに参加することで自転車の楽しさはさらに広がります。

どちらも「自転車の楽しさ」を何倍にもしてくれる存在です。

ミニベロとロードバイク

 



まとめ

自転車趣味を始めるとき、ロード(クロス)かミニベロかで迷うのは自然なことです。

スピードや距離を求めるならロード、手軽さや旅の相棒を求めるならミニベロ。

どちらも正解であり、自分のライフスタイルや楽しみ方に合わせて選ぶのが一番です。

私のように、後から両方を手に入れて「二刀流スタイル」を楽しむのも決して珍しいことではありません。

特にミニベロは愛好家が多く、グループライドやイベントを通じて仲間とつながれるのも魅力です。

大事なのは、どちらを選んでも「自転車に乗る楽しさ」は変わらないということ。あなたの最初の一台が、素晴らしい趣味の世界への扉になることを願っています。