サイクルコンピューター選びに迷っていませんか?
高額なモデルは機能が多すぎて使いこなせないし、安価なスマホアプリでは充電切れや防水性が不安…
そんな悩みを抱えるサイクリストにこそ、おすすめしたいモデルがiGPSPORTの「BSC200S」です。
約1万円前後でありながら、30時間バッテリー、USB‑C充電、防水(IPX7)対応、さらにANT+・Bluetooth接続でパワーメーターやDi2にも対応という充実のスペック。
本記事では、写真付きで実際の使用感を深掘りしながら、スペック表・画面解説・アプリやStrava連携・走行画面・感想・まとめまで、徹底レビュー形式で紹介します。
iGPSPORTとは
iGPSPORT(アイジーピースポーツ)は、中国発のブランドで、コスパ重視×多機能を掲げるサイクルコンピューターメーカー。
サイクルコンピューターの他にも、高性能なライトや各種センサーも販売しています。
詳しくは、こちらのホームページをご覧ください。
BSC200S内容
実際に購入した商品の中身を紹介します。

- 本体
- ハンドルマウント
- マウントを固定するバンド
- 取扱い説明書
非常にシンプルな中身ですが、すべて揃っていますので、購入後すぐに使用することができます。
マウントについては、必要に応じて別で購入しましょう。
マウントのおすすめは、こちらの「レックマウント」です。
「金属性」で「ダブルアーム」なので非常に安定しています。
大きなライトやゴープロなどを装着される方には、大変おすすめです。
BSC200の基本性能
以下に、BSC200Sの主なスペックを表で整理しました。
項目 | 内容 |
---|---|
画面サイズ | 2.5インチ モノクロ(フルラミネーション) |
本体重量 | 約67g(ヘッドユニットのみ) |
本体サイズ | 82 × 53 × 14.5 mm |
バッテリー | 約30時間(USB‑C充電) |
防水性能 | IPX7(雨天ライドOK) |
GPSチップ | GPS、Beidou、GLONASS、Galileo、QZSS(フルGNSS) |
接続プロトコル | ANT+(心拍・パワー・ケイデンス)、Bluetooth |
内蔵センサー | 気圧高度計、加速度センサー |
表示項目数 | 最大8項目/1ページ × 最大8ページ(計約140項目) |
ナビ機能 | 簡易マップ(ライン表示・ターンバイターン) |
拡張機能 | Stravaなどアプリ連携、ライドトレーニングモード、電動変速対応 |
本体の画面解説
BSC200はタッチパネルではなく6つの物理ボタンで操作。片手で使いやすく、雨天でも反応が落ちず実用的です。
- トップボタン:電源&バック
- 右ボタン(Menu/Up/Down):メニュー操作、画面切替
- ボトムボタン:ラップ・一時停止
ボタンは押した感触が明確で、操作ストレスが少ない設計。

上の画像は、実際に電源を入れたときの様子です。
画面はとても見やすく、機能についても必要な項目が揃っています。
室内でのローラー練習をする際のワークアウトメニューも搭載しており、充実した内容です。
アプリ連携・ライド画面変更
スマホアプリ(iGPSPORT)は以下の流れで使います。
- Bluetooth接続→本体と同期
- 本体設定・画面レイアウトのカスタマイズ
- ルート作成・ルート転送
- ライド後にデータ同期(GNSSログ+センサー値)
特に注目なのは、ライド中に表示させるデータを見る項目を選択するのは、アプリ上で自由にレイアウト設定できる点。
本体では変更ができませんので注意が必要です。
実際のスマホ画面は下の通り。

初めてアプリを使う際は、画面にナビゲートが出るので安心して設定してください。
ページごとに最大8項目まで表示でき、文字やグラフも選べるカスタム自由度が秀逸です。
Stravaとの連携
ライド終わりにアプリ上で自動的にStravaに自動アップロードも可能。
設定についてはアプリから行うことができます。

まず、アプリから「サードパーティーアプリ」を選択。
「STRAVA」などの連携させたいアプリを選択します。
選択すると、連携させたいアプリに飛ぶので、ログインして「許可する」を選択すればOKです。
これで同期は完了になります。
走行時の画面紹介
ここでは、走行中の画面(ライドモード)の画面について紹介します。
- メイン画面:速度・ケイデンス・心拍・パワーなど最大8項目表示
- GPSマップ(ナビ):ライン表示+ターンバイターン案内
- 標高グラフ:上部にリアルタイム標高と勾配
- Di2対応:シフト状態・電池残量まで表示可能
- グラフ画面:リアルタイムで走行データをグラフ化可能
実際の画面は下の写真になります。

天気がよく日差しが強いときでも、非常にクリアにみることができます。
地図については、走行したところに線ができるだけなので少々心もない感じですが、ルート入れておけばナビゲーションはできるので、問題ありません。
感想
今回はじめてiGPSPORT 200Sを使った感想です。
メリット
- 圧倒的なコスパ:約1万円でこの機能は驚き
- バッテリー長持ち:実走では30時間は余裕
- カスタム性:アプリ設定で自由自在な画面表示が可能
- 物理ボタン操作:雨天でも安心の操作性
- 幅広接続:ANT+/Bluetooth、Di2対応
注意点
- ナビ画面は簡易:地図表示ではなく「ライン案内」なので細かい交差点では注意
- アプリのルート編集は操作感がやや粗目
まとめ
iGPSPORT BSC200Sは、「低価格×多機能×長時間バッテリー」を求めるサイクリストにとって理想的な選択肢。
本格的な地図ナビやレース対応ではないものの、コスパ重視で普段のライドやトレーニングで十分な機能を網羅しています。
「スマホ補助+BSC200S」でアプリとハードの利点を活かせば、効率的で快適なライドが実現できるでしょう。
気になる点は、ナビの精度とアプリ操作ですが、価格差を考えれば十分な許容範囲。
Stravaユーザー・パワーメーター使用者・Di2利用者・長時間ライド愛好家に特におすすめできます。